8月に入り、素焼きを済ませました。

7月のワークショップ「土のグラスを作ろう」は、もともと夏休みの自由研究にと依頼を受けたため、8月中にお手元に届けるというお約束でしたので、こんな感じのスケジュールになっています。
夏場は本当に暑いです。陶芸窯は素焼き800度で焼き4日かけて窯の中で冷まし、本焼き1230~1250度で焼き5日かけて窯の中で冷ましますから、窯場はとにかく暑い。特に施釉後の器を焼く本焼きは、目がチクチクと痛くなります。

そんなことはさておき、今回の窯の中には、埼玉県川口市のギャラリーカフェ一隅さんをお借りして、9.10月に開催する個展で展示する壁掛け陶器を入れています。一隅さんは、7月から12月までの下半期6ヶ月間我が千妣絽工房がお借りしています。
7.8月はイラストレーターのame、9.10月は切り絵作家のyukaと千妣絽の水彩画&壁掛け陶器、11.12月はイラストレーターのa_iと続くリレー形式。

個性豊かなクリエイターが、絵画に限らず展示して披露できる場があることは本当に素晴らしいことと思います。展示販売できる全国各地のマルシェも素晴らしい取り組みですが、「ここに行けば出会える」「ここに行けば買える」というクリエイター作品の居場所も、今後作っていきたいと思います。
ということで、私、娘と一緒にギャラリーカフェを作ろうかと。
ただいま完全バリアフリー工房は、場所が決まり片付けと大掃除の真っ最中です。諸々が済んだら、道具を運び、不足しているものを買い足し、4~5人程度が作陶できる空間を作ります。少人数でないと教える余裕がないので…。
出入り口の段差がなく、車椅子が入れる手すりの付いたトイレと洗面所、広い動線を確保するため、道具置き場と工芸スペースを分けることで広々。絵を描くスペースも取れそうです。
千妣絽工房で生まれた作品を娘のギャラリーカフェで展示する、夢のような世界。現実は莫大な借金と多忙な毎日になる覚悟です。
そういえばこのブログ、完全バリアフリー工房完成までの道のりでしたね。完成まではまだ数カ月かかります。大人の発達障害の方や認知症の高齢者の陶芸教室は、まだまだ完全とは言えませんから、工房が完成してからも私の活動は続きます。