シェリーちゃんの乾いた咳が気になり始めて数日。全身で咳をして、ぜえぜえと苦しそう。食欲も急に落ちて、少し体が小さくなってしまって。シェリーちゃんが食べないって本当に稀なことで、かかりつけの獣医師に相談してみました。
「レントゲン撮ってみましょう」
と、先ずはレントゲン、血液検査をしてみました。レントゲンでわかったことは、身体の左側、肺に3センチほどの白い影が見えたこと。続けて、エコー検査をして、やっぱり肺に腫瘍らしきものが。
血液検査でも炎症の数値が高いため、3日後に入院してCTと細胞検査を受けることになりました。
朝一番でシェリーちゃんだけを連れて病院へ。詳しい検査の説明を受けて、承諾書にサインを済ませます。CT検査は、一瞬ですが一時的に呼吸を止めて画像を映す。細胞検査は全身麻酔で針を挿して細胞を搾取する。全身麻酔も呼吸を止めるのも、高齢のシェリーちゃんにはとても負担がかかります。
CTは画像解析に数日かかりますが、獣医さんの見立てでは、肺に腫瘍がふたつ重なるようにあるようです。細胞検査のため、5回ほど針を挿したけれど手前にしか届かず、取った細胞は壊死していたそう。このままにしておくよりも手術で取ることを勧められました。
さらに、甲状腺の異常も見られるため、シェリーちゃんのお薬は7種類となりました。
一年でも長く、一カ月でも長く、一週間でも長く、シェリーちゃんに生きてほしいと願いながら、苦しみながら生きなければならない選択が正しいのか、わからなくなっています。