私の見ている世界

愛犬のいる暮らし、メダカのいる暮らし、時々私の心の声を漏らす場所。

愛犬と手術と家族会議

シェリーちゃんの左肺に見つかった病変、原発性腫瘍・膿瘍・巨大気管支粘液栓という診断を受けました。小さな体に2蜂性31㎜の大きな腫瘍。

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先生の見解は、早い段階で切除した方が良いとのことです。今回、幸いにも他への転移が見当たらなかったため、その部分さえ取ってしまえば元のように元気になる可能性が高いと。もしもこのまま切除せずに投薬治療となれば、この苦しいそうな咳が続き、万が一肺炎などを起こしてしまってからでは、麻酔を使うことができず何の処置もできなくなってしまう。

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12月の最終週に手術して1週間程度の入院を提案されました。今回、決して簡単な手術ではなく、ろっ骨を広げて左肺を取り、空いたところに水や空気が溜まらないように処置をするために最低でも1週間が必要ということ。このまま放置していても肺炎を起こせば市のリスクが高まる、手術がうまくいけばまだ2年、3年と生きられる可能性があると。

 

さて、私一人の判断では決められない。今日のところは、2週間効果のある抗生物質と整腸剤を点滴してもらい、先生には「今晩家族会議を開いて明日お電話します」と伝えました。

家族みんなの真ん中にいるシェリーちゃんの命に係わる大事な決断。早速「家族」というグループLINEで詳細を伝えてみる。みんな仕事中だからすぐに返信は来ない。

お昼休みの少し前、最初に返信がきたのは長女から。

「処置ができなくなってからでは遅いから今のうちに手術を」

次に返信がきたのは次男。

「年内手術希望」

長男と次女からの返信はありません。既読は人数分ついているのだけれど。多分迷いがあるのかなと感じています。小さな命を前に躊躇するのは当たり前です。麻酔のリスク、術後の痛み、長い入院…。不安を上げたらキリがないほど出てきます。

結局、長男と次女も「手術を」と。二人とも直接私の顔を見て話した方が良いと判断したのだと。結局不安で躊躇したのは私だけでした。

「色々考えることあるかもしれないけど、考えてるうちに手の施しようがなくなるっていうのは良くないでしょ」

長男の言葉。長女も次男も次女もそれに頷く。私はすぐに病院へ連絡して、12月27日の手術をお願いしました。