おすそ分けというのは、「どなたかにいただいたものを別のどなたかに分け与えること」。
大抵の人は知っていると思うのですが、この文化ってとてもステキなことだと、しみじみ思いまして。
今日職場で、ある方が料理長に『コーヒーゼリー』を作ってもらいました。パッと見て、10人分はあろうかという量。
家に持ち帰る事も可能なように、大きなバットに入っています。その量に見合う生クリームも添えて。
今日は、残暑厳しく35℃もあろうかという灼熱で、金曜という事もあり、みんながお疲れの様子です。
『コーヒーゼリー』をいただいた方は、料理長に「みんなで分けたい」と申し出て、私たちはおすそ分けいただきました。
この話は、ただ単に『コーヒーゼリーをもらって食べた』ということを言いたいのではなく、
①いつもきれいにお掃除をしている方に敬意を表して好物のコーヒーゼリーを作ってあげたという料理長の感謝
②疲れているのはみんな同じ、美味しいものはみんなで食べようという仲間を大事に思う気持ち
③こんなにあるのだから、お世話になっている別の場所にも分け与えようという寄り添う気持ち
がたっぷり詰まった、とても素晴らしい代物だと言うことです。
おすそ分けの文化というのは、優しさのリレーなんだと思います。
思いがけず、美味しいコーヒーゼリーでひと息ついた私は、いつもより良い仕事ができた気がしています。