去る2022年12月23日、娘と二人、北陸新幹線で金沢へ向かいました。
北陸地方に大寒波というニュースを小耳に挟みつつ、完全防備で金沢駅へ降り立ったのは、午前8時57分。当初の予定より12分の遅れ。大雪の割りに順調だったと思った矢先、県内各所へ向かうJRが雪のため7時台の列車から動いていないと。
金沢駅から加賀温泉駅までJRで向かう予定だった私たち母子、雪のやむ気配もなく、いつ動くか全く目処の立たない状況下、見知らぬ土地で頼りになるのは宿泊先…。
そんな訳で、宿へ連絡。親切に調べて下さり、金沢駅から特急湯の郷号という高速バスなら通常通り運行していると教えてくれました。
バスの時間までは2時間近く。調べてみたら、特急バスは兼六園下からの出発のよう。
娘と二人、果敢にも吹雪の金沢を兼六園まで移動して、バス停付近のチョコレート専門店『雨の詩』へ立ち寄りました。
これは、アイスクリームブログを書く私のために娘が用意していたサプライズ。ショコラティエの作る濃厚なケーキのようなソフトクリームを堪能しました。
雪の降る日に、わざわざソフトクリームを食べる奇行。お店の方には名刺を渡してちゃんと説明しましたよ、記事を書くって。私ハルメクWEBのライターなので。
11時45分、兼六園下から特急バスで加賀温泉郷、片山津まで2時間半かけて移動。
加賀楓さん卒業スタンプラリーに参加すべくスタンプ集めに『なか伸』さんへ直行して遅いお昼ごはんを頂きました。実はこのお店、ランチタイムって2時半ラストオーダーだったので、ギリギリアウトを見逃してくださる優しい店主様でした。同じ加賀楓さん推し同士、心通じていたんでしょうか。
とにかくこんな雪でも滞在中にスタンプを集めたい娘。こうなったら私は全力で娘のサポートをしなければ。そんな可笑しな使命感が湧きました。
昼食後にお隣の『ヒラクベーカリー』さんでパンとジャムを購入、宿泊するホテルの前を素通りして、雑貨店『パンデミコ』さんで赤い九谷焼のお皿を買い、その勢いでフラワーショップ『ミッシェル』さんへ行き、個々でも赤い小物を購入。吹雪の中、よく歩きました13000歩、貯まったスタンプは4個。
傘をさしたら風で飛ばされちゃうので、ささずに杖にして。
宿泊する『湖畔の宿森本』さんに着いた時には全身雪だらけ。フロントの優しい女性がタオルを用意してくださいました。湖畔の眺めの良いお部屋だったはずが、吹雪で真っ白、これもまた良き思い出でしょう。
もちろん、ここでも加賀楓さんグッズをゲット。
夕食は【加賀楓コース】を頂き、貸切り風呂で疲れを癒した後、お部屋ではヲタク大撮影会。娘の笑顔でホッとしました。
深夜、お天気は荒れ放題で、防風音で度々目が覚めてしまう。何より翌日が心配。
朝はホテルのバスで加賀温泉駅へ送っていただき、今日はこの日から期間限定でスタートするという北陸バスの【かえでぃー号】での移動です。このバス、車内の中刷りは全て加賀楓さんで、車内アナウンスも加賀楓さんのため、ヲタクとしては最高作。
そんな訳で早速、さっきまでいた片山津温泉周遊路線に乗ってまるッと一周。
次のバス時間までスタンプラリー継続すべく、臨時休業の『道草』さんは自販機でスタンプ配布措置、『元気村』さんで加佐の岬のカフェで作っているお菓子を買ってから、山代温泉へ移動。
『はづちを』さんで加賀パフェを食べ、『べんがらや』さんで楓アイスを食べ、『しもつね』さんで和菓子を買い、『九谷焼ギャラリーCOCO』さんで箸置きを買い、『マルシェレイート』さんでガトーショコラを買いました。そして娘は総湯へ走り、スタンプラリー商品交換を(なんでも、交換場所が違うと品物が違うそうで、私の集めた分はまだ交換しないとか)。
『はづちを』さんと『べんがらや』さんは、自分のアイスブログとハルメクの記事にしたいと思って、名刺置いてきました。
このあと再び【かえでぃー号】に乗って山中温泉へ、同じバスで加賀温泉駅まで戻るというコースで締めくくり。加賀温泉駅で私の集めたスタンプを景品と交換しました。
なんとも満足気な娘の顔を見て、私の疲れは吹っ飛びました。
娘がふと現実に引き戻されたように「今日は電車大丈夫かな」と呟き、前日のような列車の遅れを心配して早めに金沢へ戻ることに。
私57歳、娘23歳。ものすごーく中身の濃い楽しい旅でした。